ZARD-84 巨大ヒロイン(R)宇宙少女伝説 シャウティス 【前編】
Preview(ビデオのサムネイル):
Starring: Airi Yamamoto, Airi Nagasaku
Director: Genji Takauji
Running Time: 66 minutes of content, 20 minutes of making-of
Release Date: October 23, 2009
Series: Giant Heroine
宇宙思想科学研究部という怪しげな部活の部長を務める高校3年生の南ゆう。 ゆうは、同級生の男子生徒、翔とたった二人だけのその部で毎日宇宙のことを考えていた。 夏休み前、廃部が決まっている部活の最後のイベントとして、 夏休みに二人で宇宙人調査のため海へ行く計画を立てていたゆうたちの前に、杏という転校生が現れる。 杏は、初めて会ったゆうに、宇宙思想科学研究部に入部したいと申し出る。 不思議がるゆうだが、杏との会話の中に何かを感じ入部を認め、夏休みに三人で海に出かけるのだった。 その海は、ゆうが、幼少の時、宇宙人に拉致されたという海だった。調査している三人。 宇宙人の痕跡に反応するという装置を使って調べているゆうの前に現れた杏は、 いきなりゆうを羽交い絞めにし、『あなたの体内に埋め込まれたものを調べたいの』という。 杏の言っている言葉の意味が分からないゆう。 その時、特殊部隊の格好をした者が突如現れ、杏は、姿を消し、ゆうはその者たちに連れ去られてしまうのだった。 基地のような部屋で取り調べを受けるゆう。 激しい取り調べを受け気絶しているゆうの脳裏に翔の叫び声がこだまする。 そして、ゆうの体に眠るシャウティスエネルギーが覚醒するのだった…。 巨大ヒロイン シャウティス、逃れられない宇宙の運命にゆうは青春の全てを賭けて戦うのだった。 新しく、横浜の方に製作した巨大ヒロイン用、新ミニチュアセットを使った第一弾の作品。 完成したての新スタジオは、以前からの街のセットに加え、山のセットと海のセットが撮影可能になりました。 そのセットで暴れまわってくれたのは、人気グラビアアイドルの永作あいりさん。 長身の彼女は、オリジナルでデザインした巨大ヒロイン シャウティスの衣装もバッチリ着こなしてくれました。 運動神経もよい永作さんは、初のマスクヒロイン経験とは思えないほど動きが可憐で、 新スタジオ第一弾にふさわしい作品に仕上がったと思います。 ピンチやアクションも、いつもとは違ったおもしろさになっていると思います。 彼女の頑張りで撮り切ることができた、渾身の作品です。 #なんだか随分久々な感もある巨大変身ヒロインものです。 前半はまんま学園ドラマのようなやりとり。 微笑ましい部分や見ているこっちが甘酸っぱい気持ちになってしまいそうなほどです。 …ていうかずっとこのノリ?変身ヒロインものなんじゃないの…? と脳裏に暗雲がよぎりそうになったその時です! ヒロイン・ゆう役の永作あいりさんの目の覚めるようなアクションでそれまでスローリーな展開だったドラマが一気にテンポアップ! グイグイと作品に引き込まれていってしまいます! サークルの仲間達とやってきた海辺でとんでもない目に遭ってしまい、巨大怪獣が出現した騒ぎに乗じて脱走し、 ビキニ姿で颯爽と追手を倒していきます(カッチョイイ!)。 そして、等身大のスーパーヒロインに変身! ちょっぴりマイナーなあのヒロインにつかず離れずの刺激的なビジュアル(分かる方はニンマリではないかと)。 永作さんの文字通り”恵まれた”体格をさらに引き立てるこのピンクの衣装。 このシーンでの活躍がもうちょっと見たいかな…という思いがありましたが、 こちらは後編のほうでたっぷり収録されておりますのでそちらもご覧いただければと思います。 それからついに、巨大ヒロイン・シャウティスへと変身!! 銀と青の配色にビビッドなイエローがアクセントとなったデザインが永作さんの全身を包み、 さらなる魅力を放ち続けます(いや、永作さんのボディは神クラスですよホント)! そして敵怪獣との山間部でのド迫力バトル! 慣れない初戦闘に苦戦を強いられるシャウティス。 美しい銀色のボディが土と粘液で汚れていきます…。 とまあこのあたりはお約束の展開ですね。実は本作品はほぼ全編アナログのセットで行ってるんです。 「CGのほうがラクだしキレイなんじゃないの?」というご指摘もごもっとも。 ですが…ですがですよみなさん!単純にノスタルジーや懐古趣味という言葉で片付けてしまうのは簡単でしょうが、 こういった作品にいちばん必要なのは「熱気」であり「心意気」だと思うんですよね。 ただ技術を誇示するためだけのCGがどれほど多いことか。 映画とか見てても「ああ。はいはい。CGでやってるんでしょ。 スゴイですね。キレイですね」と思うだけのことも多いはず。 これだけCGが世に溢れている中に、もはや空気読んでないにも程があるアナログ特撮… いいじゃありませんか、こういうのがあったって。 でもそれがかえって、撮影現場の熱気や役者さんたちの体温がそのまま出ちゃってこっちにその温もりが届いてしまうような、 そんな妙な心地よささえおぼえてしまうんですよね。 もちろん主演の永作あいりさんの人懐っこいビジュアルや性格のせいも大きいと思いますし(メイキングは激マストです!)。 興奮…というのとはまたちょっと違うのかもしれませんが、そんなほのかな人肌の温もりが全編に漂っているような…。 そこに…重ねますが永作あいりさんの迷いのないまっすぐな眼差しがまた「熱血」というか「青春」してて、 抜群のアクセントとなっております。 巨大化後の戦闘シーンだけに目がいってしまいそうな気もしますが、前半部分で丁寧すぎるくらいキャラクターを描いているので、 より作品に入り込みながら見ることができました。 なんだか妙な愛着が湧いてしまった…私にとってはそんな作品です。
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